Pray for Japan

まさか、ここまで大変なことになるとは…

金曜日の大阪は、少し揺れた程度でした。
地下の会議室で会議中だった僕は、それでも15年前を思い出し、手を握り締めて汗をかいてました。
ところが…

会議終了後、「関東の方で」大きな地震があったと聞いたので、横浜にいる両親と連絡がつかないことに気を揉みました。
家に帰ってからテレビを見ると…

週末はほぼテレビに釘付けでした。
何かをしなきゃ、という衝動と、何もできない現実が交互にやってきました。
それでも、15年前の忌まわしき経験は、皮肉にも僕にちゃんと前を向くことを教えてくれていました。

日曜日にもなると、どの放送局も同じような内容を流すようになっていました。
15年前もそうでしたが、現地の状況は刻々と変わっていきます。
不足している物資の内容も数も、必要なプロフェッショナルの質も、どんどん変わっていくのです。
同じ映像がテレビから流れ、それを見た人たちは、焦燥感と正義感に駆られ現地に向かいます。
でも、現地では、何の覚悟もないただ消費するだけの自称ボランティアが集まっても、何も変わらないのです。
本当に必要なのは、今、何が不足しているのか、どのようなスキルを持った人が最優先で必要なのか、という、正確な情報です。
お涙ちょうだいのインタビューを延々繰り返しても、何も状況は変わらないのです。

僕の周りのプロフェッショナルは、現地から「報道されているよりも何倍もひどい。いろんな物資とスペシャリストが不足している」というメッセージを送ってきました。
「報道されているよりもひどい」なんていわれる報道なんて、今は必要ないのです。

そして。
微力ながら後方支援を行っている僕は、今はただただ、祈ることしかできません。
でも、今は、動かないことを批判されても、役立たずとけなされても、遠くの安全な所で何を言ってるんだと非難されても、足手まといになるよりは、祈ることを選択します。
今は何もできなくても、この先、きっと何かできることが必ず出てきます。
その時までは、一人でも多くの命が救われるように、先に現地に行って活動されている方々が存分に活躍できるように、そして、これ以上の犠牲が出ないように、祈り続けます。

直接何かできなくても、思いは、必ず力になるので…

災害に負けずに頑張っている人のために
一人でも多く命を救おうとしている人のために
幾多の試練を乗り越えてきたこの国のために
そして、あなたと、あなたの家族のために
ほんの少しの時間、思いを馳せながら、祈ってください…

Pray for Japan...
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