誕生までのドキュメント(その7)

またまた大分間が開いてしまいました(__;)
このテーマで書き始めた頃、「新生児」だった娘は「乳児」に成長しました(笑)
でも、本当にいろんなことを鮮明に覚えてるんですよ〜(*^_^*)
…あとは、僕の遅筆だけが問題です(笑)


(12月12日(月)その7 5:20〜6:00)
精一杯落ち着いて…とは僕が勝手に思っていただけで、どこからどうみてもサザエさんより慌てて病院に向かいました。
一歩外に出ると、やっぱりめっちゃ寒い!(笑)
なので、家の前の自動販売機でホットのカフェオレを買いました。
買いたてなので当然アツアツです(笑)
ヤケドしないように慌ててポケットに入れて、病院に急ぎました。

ヨメを病院に送っていってから3時間、病院から僕1人、2時間前に帰った道を、病院に向けて歩きます。
不思議と、走る、ということはしませんでした。
なんだか、転げそうで(笑)

病院について、エレベーターに乗って、はやる気持ちを抑えながら、エレベーターが産婦人科のフロアに到着するのを待ちました。
いよいよそのフロアに到着し、エレベーターの扉が開いて、まずは陣痛室へ…と何歩か踏み出した時、陣痛室の方から来られた助産師さんが、「おめでとうございます!

?????

おめでとう?
何でおめでとうって言われる??(笑)

とても混乱しつつ、笑顔で「ありがとうございます」と言いながら進むと、もう一人出てこられて「おめでとうございます!女の子ですよ!

んん?????

…ひょっとすると、もう産まれたの???

初産なのに?さっき病院から帰るときは陣痛も来てなかったのに???


一体、何があったんだ????????(笑)


一刻も早く、今、起こっていることを確かめたくて、LDRに急ぎます。

LDRの入り口の扉は開いていましたが、カーテンがかかっており、中を窺い知ることはできません。
入っていいのかどうか迷っていると、先ほどの看護師さんが戻ってきて、「今、処置中なので、もう少しお待ちくださいね」と、(何故か)笑顔でLDRに入って行きました。

処置中って???

この段階で、薄々ではありますが、既にお産が始まっていることひょっとしたら、既に終わっていること、看護師さんの表情から、きっと母子ともに無事であることは想像できました。
中から、たま〜にヨメの声が聞こえてきます。
…が、待てども待てども、一向に僕を呼んでくれる気配がありません^^;
何よりも不安だったのは、もし産まれているのならば聞こえるはずの、赤ちゃんの声が聞こえなかったことです。
僕の中では、赤ちゃんは産まれてからしばらくは泣いているものだと思っていましたが、そんな気配はありません。
ただ、もし何かあったのであれば、少なくとも「おめでとうございます」はないだろうと勝手に判断し、はやる気持ちを抑えて待ってました。
…もっとも、それは、現状がわからず、ともすれば不安に押しつぶされそうな自分を支えるため、そう思い込むことに決めただけ、でした。

あまりにも待ち時間が長かったので、母子ともに元気だと勝手に解釈して、僕とヨメの家族にメールを打ちました。
「今、病院です。どうやら産まれたみたいです。僕はまだ見ていません。
…確かにそう書くしかなかったのですが、なんとも間抜けなメールです。

この待ち時間の間、ホントにいろいろ考えました。
めっちゃ長かったので、いろいろ悪い想像もしたのも事実です。
でも、焦っても焦ってもカーテンは開いてくれません。
もし、無事なら、あぁ、ようやく僕は親になれたんや〜と、そう思うと方の力が抜けていくのも感じました。
実は、無事なヨメと子どもの姿を見たら、僕は泣いちゃうかも…と不安でした。
なにせ、流産を乗り越えてできたのですから…でも、なかなかカーテンが開かなかったので、だんだんそういった感情も薄れていきました(笑)

本当にヒマだったのと、ほとんど寝ていないので、少し落ち着いて睡魔が…となったとき、ようやくカーテンが開き、「どうぞ〜」と看護師さんの声がしました。
その声で目を覚まし、LDRから出てきた先生にお礼を言って、いよいよ待ちに待った瞬間が訪れます…
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