小さな小さなお星さま☆

お別れの知らせは、突然やってきました
「あんな、あかんかった」
電話から聞こえるヨメの声が、今でも耳に残っています
「赤ちゃん、おらへんようになっててん」
おそらく、気丈に伝えようとがんばってたヨメの声が、震えていました
僕たちのところに舞い降りてくれた天使は、一度もそのかわいい姿を僕たちに披露することなく、小さなお星さまになってしましました

僕たちがあなたの存在に気付いたのは、宮古島から帰ってきた日だったね
1年振りに訪れた宮古島で、思いっきり笑って、思いっきり飲んで、楽しい4日間を過ごしました
楽しかった旅行も終わって、次の日から仕事か?、なんて思ってる最中に、ヨメが「できてたっ!」って僕に伝えてくれましたね
あまりのタイミングに、本当に嬉しくて嬉しくてたまらないはずのその事がちゃんと理解できず、うまく反応できませんでした

嬉しい中でも、ちょっとは心配してたよ
だって、僕もヨメも…パパもママも、直前までたっぷりダイビングをして、たっぷりお酒を飲んで、飛行機に乗ったりしてたから
でも、きっと大丈夫だと思ってた…だって、パパとママは、ダイビングで知り合って、結ばれたんやから
うまいことできてるな?、いいエピソードになるな?って思ってた

だから
少し成長が遅いねってお医者様に言われても気にならなかったよ
少しぐらいいろいろあっても、ダイビングが大好きな夫婦にダイビングの後に知った奇跡を、ずっと信じてた

ちょっと出血があっても、その後に大きな出血があっても、あなたは頑張って元気な姿をパパとママに見せてくれてたね
パパもママも、あなたの生命力に感心しながら、少しずつあたなを迎える用意を始めてました
初めての経験に戸惑いながらも、本を買って勉強したり、おもちゃ売り場に行ったり
本当に楽しい時間を過ごしたよ
もちろん、あなたも、一緒に、ね


お別れは、本当に、突然でした
何度目かの検診の時には、もうあなたは、何も言わずに、空へ、お星様になって


僕たちのもとに来てくれて、本当に、本当にありがとう
わずかの間だったけど、あなたと過ごせて、パパとママは本当に幸せでした
本当に、本当に感謝してます


追伸

あなたを、抱っこしてあげられへんくて…
本当に、ごめんね…
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